今日ショックな事がありました。
母が便秘気味なので、訪問看護婦さんが来て浣腸をしてくださるのですが、このごろ、その時必ず吐き気を催されるのでお医者様に往診に来ていただいたのですが、今日お会いしてお話を聞いたところ、お腹にしこりがあり、
宿便かもしれないけど、
あんなに固いなんて、ガンかもしれないと言われたのです。
私は直ぐに顔に出るたちなので、帰宅すると主人は何かあったと気がつきました。話をして、先生が言われるようにお
盆明けまで待っているなんて嫌だということで、二人の気持ちは一致しました。
幸いお盆休みに入るので、以前入院した病院に連れて行こうという結論になったのです。
でも、本当にこれでいいんだろうか、いつも見ていただいている先生を、いかに自分の母の体が大切だといっても、無視するようなことをしていいんだろうかと思い
、訪問看護ステ-ションに電話しました。ここは、
24時間、緊急時は連絡がとれるのです。相談の結果、こういうアドバイスを戴きました。
まず、高齢者のガンは進行が遅く、そんなに進まない事。
だから、ガンだとわかっても、必ずしも手術して除去するとは限らない事。
検査は飛び込みで行って直ぐにしてもらえる類のものではない事。
検査そのものが母にダメージを与えかねない事。
したがって、先生の指示通り様子を見るほうがいいという結論に達しました。
洗濯物の山と格闘して母のところに行くと、眠りながら手を上げて「はーい」と言われます。待っていてくださったのでしょう。それだけ言うと又寝息に戻ります。それから父のところにも行きます。父も仰向けに寝ていびきをかいてよく寝ていました。父本来の眠りのスタイルです。慣れてきて眠れるようになったのでしょう。クーラーがきいているので薄いタオルケットをもう一枚父に掛けます。昔よく、父が掛けてくれましたっけ。
「お父ちゃん、ありがとう」
「お母さん、ただの宿便だといいですね」
静かな静かな夜です。