京つう

日記/くらし/一般  |洛中

新規登録ログインヘルプ



スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by 京つう運営事務局  at 

2006年09月29日

母がディサービスに行くまで

父はデジタル時計で、日付も入ったものを使用する事で、昼寝はしますが、昼夜はわかるようになりました。
母は、今は毎日ディサービスに行く事で、お昼を認識されています。ディに行かれる事がON、帰ってからがOFFという感じです。だから、日曜日は殆ど寝ていられるのですが、まあ、仕方が無いかなという感じです。

三代目ケアマネさんが着任後すぐに「ディサービスに行って貰いましょう。それが一番です。」と言われた時は、母が行ってくれるだろうかと思いました。どちらかと言うと、マイペースの母です。引きこもりになってからは、従兄弟(母にすれば甥)がお見舞いに来てくれても逢うのを嫌がるくらいでした。
でも、三代目ケアマネさんの号令で、外出を毎日しだすと、生きている事の喜びを少しずつ思い出しているようでした。トイレに行くときに抱きかかえると、腕の中の小さい温かい母が、懸命に歩こうとしています。
「ああ、ここまで来れたなぁ」と嬉しそうな母に、もっともっと、自信を持って欲しいし、楽しみを持ってほしい、だから、ケアマネさんの言われるように「初めは鬼になってでも、ディサービスに行ってもらわなあきませんよ」を、頑張る気になりました

ほんま、初めは鬼にならなあきませんでした。「行かへん、寝てたい」を、ヘルパーさんも持て余し、助っ人コールがかかると、仕事を放り出して飛んでいきました。一番忙しい時間帯なんですけどね。
でも、朝鬼になっても頑張り続けられたのは母がディサービスに行くとご機嫌で帰ってこられるからです。行きさえすれば喜んでもらえると信じて、鬼になっていました。母の抵抗は少しずつ弱まってきました。
今日は体調悪いので休ませて貰います」になり、「どないしようかなぁ」になり、一年以上経った今は「早よ早よ」です。昔の名残は車の中で泣きまねを笑いながらされることでしょうか。「デイサービスに行かんと呆ける」が、母の今の口癖です。
  


Posted by tao  at 00:18Comments(0)母の話

2006年09月25日

セルフ岸本屋

父にジャージでなくて、ちゃんとしたズボンを履かせてあげたいと、ずっと思っていました。でも、二つ折れに丸まっている父に、ウェストのホックは無理です。実家ではホックは留められないので、ズボンが落ちないようにサスペンダーを使っていましたが、脱ぎ着がしにくく、それも着たきり雀の一因となっていたようです。

ですから、ウェストはゴムであって欲しい、でも、ファスナーがないと女性用を着ているみたいで嫌、という父の希望をかなえると、「ファミールしばた」のジャージだったのですが、着ているところを見ると、足首が締まっている為、そこでつっかえて、履きにくいようなのです。若い者なら、足先を伸ばせば難なく履けますが、力は無く、体は固いのですから、こんな事でも大変なようです。

知人に無理を言って二着縫っていただきましたが、お仕立てですから、まけて頂いてもかなりのお値段であるし、いいウールなので気軽にトイレに失敗するたびに洗うというわけにはいかないし、あくまでよそ行きです。思い余って父の通うデイサービスの方に相談して、「セルフ岸本屋」を教えていただきました。

ここは出町の商店街の中にあります。寺町からのほうが近いです北側にあります。大きいお店で直ぐに分かりました。二階は百均のようでした。表には見切りのパジャマが長袖も千円しません。ポロシャツも長袖・麻混で、家庭で洗えるものが995円。結構いい柄・色でした。

大丸さんでは千円前後する滑り止め靴下が、ここでは、足首がしまらない楽なもので、しかも片手で履けるようにタブのようなものが付いていて、滑り止めの靴下が578円。優れものです。

探していたウェストゴム・前ファスナーの「お父さん用ズボン」山ほどありました。診察用の足首から総ファスナー、ちゃんと男性用もありましたよ。サイズはたいていMからLLまで、でも4Lまでのものもありました。ものによってはSもあります。
母はSなのですが、ここでは全てのもので、みたこと無いくらいSが充実していました。すごいところを見つけたぞと思っています。もっと早く知りたかったですね。でも、よかったです。
  


Posted by tao  at 00:11Comments(0)介護便利グッズやお店

2006年09月20日

昼夜逆転対策

昼に寝て、夜起きる。高齢者は、ありがちなことらしいです。別にお水の人とか、夜働いて昼に寝てられるのだから、それと同じで問題ないような感じですが、それが、あるんですよね。
徘徊のある人が、家族の寝ている夜に歩き回ると言ったら、その大変さが察してもらえるのではないでしょうか。トイレに行こうとして失敗して、自分で処理をしようとしてかえってとんでもない事をしてしまうのも、昼なら発見しやすいですからね。

母は一時ベット上でおむつ交換され、膀胱炎となりました。そこで抱えてトイレまで連れて行き、排尿・排便後、陰部洗浄を行うことにしました。膀胱炎のため頻尿ですから、一時間おきにトイレコールが掛かってくるのです。夜中でも夜は静かで、起きていると孤独感がつのるようで、人恋しくもあるようでした。トイレに行きたくなくても、トイレといわれると走っていかざるを得ません。やはり、夜寝てもらうのが一番です。
母は一時睡眠薬に依存していました。認知症が入っていますから、ベットテーブルに薬を置いておくと、服用した事を忘れて又のんでしまうのです。隠すと夜中に電話が掛かってきます。「薬持ってきて」掛けた事を忘れて何回も掛かってくるのです。

自然に寝てもらえるためには、昼間起きてもらう、これに勝るものはありません。母の場合、ごく軽い認知症ですから、外出してもらおうと、新しいケアマネが方向を打ち出され、そのためには何をするべきか、母の場合は美容院と入れ歯でした。結果、カツラも買いました。綺麗になったから、外に出ようという事です。

父は、昼食後散歩し、満腹と疲労で昼寝タイムとなり、目覚めると日付が替わってしまいます。時計を見て朝の五時か夕方の五時かわからなくなり、ディサービスに行かなくてはならないとか、大騒ぎしてしまうのです。お薬は夜なのに朝のものをのんでしまう危険があります。訪問看護婦さんのアイデアは、デジタル時計でした。
24時間表示のもので日付が入れば、間違いは無くなる。ところが、今のデジタルは殆ど午前・午後表示なんです。これには参りました。今は24時間表示を探している途中です。これが、効くんじゃないかなぁと思うんですが。
  


Posted by tao  at 22:56Comments(0)よい手あります

2006年09月18日

拝聴ボランティア

テレビで始めて存在を知りました。どこに申し込めばいいのか判りませんが、その効果については、両親や母を見て、私も確信しています。
高齢者で相手をしてもらうことで、どんなに多くの方が欝にならないで済むだろうと思います。生きる事を楽しめるようになると思います。

軽い認知症から自己嫌悪・欝に陥り、でも体は痛いところがあってもなんとか動けるというのでは、要支援も取れないかもしれません。お若い六十台七十代の方なら、体操教室に通ったりして、気分転換も可能でしょうが、八十台では、痛い体で家事をされて、物忘れもありなかなか進まず、人付き合いも億劫になり、今までの趣味も続ける事が困難になっているけれど、動けないわけではないので、人は気が付かないという状態の方は、愚痴を聞いて欲しいと思うんです。その中で、認知症の進行をチェックしていただければ、実家の母も、辛い想いをしなくて済んだのにと思います。

要支援にも、そういうケアは必要だと思います。もちろん、要介護の人も必要ですから、こういう方が増えたらいいなと思います。ヘルパーさんに話し相手をしていただくのは、かなり高いものにつくからです。
むっつりオムツを替えられては、本人も心が沈みますけど、だからと言って、清拭やおむつ交換などをきちんとせずに、話し相手ばかりのヘルパーさんも大変です。時間内では出来ないから、何時間も入らなくてはと言われてはたまりません。
身体のケアとは切り離して、そういうケアを別枠で来て頂ければと思うのは私だけでしょうか。

私は、将来仕事をリタイアしてまだ体が動くようだったら、何かボランティアをとずっと考えていましたが、朗読は語尾不明瞭で駄目だろうし、点字もこう目が悪くなったら厳しいし、今は訓練を受けてこの拝聴ボランティアがしたいなと思います。自分の出来る事で、人が生きていく楽しさを思い出してもらえたら、素晴らしいと思います。
  


Posted by tao  at 19:25Comments(0)よい手あります

2006年09月15日

求む、介護つきタクシー

父は、ワンルームマンションのトイレまで歩いていけるようにはなりましたが独りで外出というのは遠い話です。手押し車で歩けるのは20m位です。
マンションはバリアフリーに近い状態なのはいいのですが、出て行くまでに距離があります。建物から出るだけでぐったりです。しかも、ドアが重かったり、エレベーターの閉まるのが早く独りでは挟まれる事間違いなしです。

けれど、父にも行きたいところがあります自由に外出したいのです。クリスチャンですから教会にも毎日曜日行きたいし、実家にも行きたいし、母のところには、毎日でも会いに行きたいのです。
でも、こういう外出は、ヘルパーさんには連れて行っていただけないのです。つまり、治療的効果の明確なものでないと駄目なようです。「本人の希望のままに、介護保険を使っていたらきりないやん。そんなん、きいてられへんしぃ」という事らしいです。

そこで考えたんですが、タクシー会社で、マンションの部屋まで送り迎えをしてくださるところは、ないんでしょうか?本当は個人タクシーの方で、いつも同じ方にお願いできたら一番安心なんですけどね。
福祉タクシーは親切にしてくださるけど、しょっちゅうお願いできる料金ではないし、介護さえあったらなんとか歩けるし、そのあたりって、ないんでしょうか。いつも、いつも、休みの全てを父の介護に使えないものにとって、あったらなあと思っています。

  


Posted by tao  at 00:20Comments(0)よい手あります

2006年09月13日

介護のhow much

介護にはお金が掛かります。介護度というのは、家族にとって、補助の枠がいくらになるのかが、一番大きい話だと思います。

介護度1 月約174,000円
     2 月約205,000円
     3 月約281,000円  
     4 月約321,000円
     5 月約376,000円  

この枠内で、訪問介護・訪問入浴介護・訪問看護・訪問リハビリ・通所介護・通所リハビリ・福祉用具貸与・短期入所生活介護・短期入所療養介護が受けられ、一割負担で済みます。これを越すと、贅沢という事なのでしょうか、全額負担です。

うちは、ホームヘルパーさんに来ていただき、看護婦さんが週に一回来られて体調を診ていただき、ディサービスに行っています。あと、ベットや机、車椅子を借りています。手押し車だってレンタルできるから、知っていたら買わなかったんですけど。以前は歩行練習に来ていただいていました。ご近所の方では週末にお泊りに行かれる方もありますね。

外に、福祉用具購入費として、年間100,000円、住宅改修費が一住居あたり200,000円の枠があり、これも、この枠内でしたら1割負担で済みます。うちの場合だと、ポータブルトイレはその性格上レンタルが無く、買ったとき使いました。父も母もマンションなので使えませんが、自宅だと、バリアフリーとか手すりとかに住宅改修費は使うみたいですよ。

ケアマネさんはうちが枠から出ているので直ぐに「高くつきますよ」と言われるのですが、「一体どのくらいつくのでしょう。試算表をいくつか出していただくわけには行かないのでしょうか」と言うと顰蹙されます。
介護は途中で止める訳にはいかないものですから、慎重に考えたいし、その上で出来る事はしてあげたいというのが、家族だと思います。きれいごとではありません。各種見積もりを出して検討という、ほかの事では当たり前のことがしてもらえないって事は、なんかヘンだと思います。  


Posted by tao  at 23:43Comments(0)介護イロハ

2006年09月10日

ホームヘルパーさんの仕事

介護の経験のない方は、ホームヘルパーさんが30分単位で動かれる事も判らず、お手伝いさん同様に考えて、長くいてくださり、いろいろな家事もしてくださると思い込まれているのですが、実際は「すぐにお茶をもってきてください」「オムツが全くありません。すぐに買ってきてください」などと用事を言いつけられ、「椅子が使いにくそうです」「ご飯がまずいそうです」など、あれこれ問題提議されて、解決策を考えるのもこちらで、頭も体もしんどい事です。

そこで思ったのは、ホームヘルパーさんは自分のための方ではなくて、父や母をヘルプするための方であるという、至極当たり前の話です。ホームヘルパーさんは、介護する家族のパートナーなんですね。家族が手の届かない部分を受け持ってくださるのであって、おかげで行き届いた介護が出来るという事であると思います。

よく「いいですね。ヘルパーさんが何もかもしてくださって」と言われますが、聞き流しています。経験の無い方に話しても判らない事だし、説明して聞かれるほどに深く考えて言われているわけではないからです。

ホームヘルパーさんの仕事には二種類あります。生活援助身体介護です。
生活援助は調理や洗濯、掃除など日常生活の援助をしてくださるのですが、利用者が独り暮らしや、家族が障害や病気であるとかでないと使えません。料金は身体介護の半分位で、60分からの利用です。
身体介護は、体に直接触れる介護、着替え・入浴・排泄などや、それらを本人が自分でするための見守りも含まれます。これは、30分以上の利用となります。

不思議なのは、自分で歩けない母が、買い物代行をしていただくと、生活援助で安く済むけれど、気分転換・食欲増進のために車椅子で連れて行っていただくと、身体介護になって高くつきます。でも、そのほうが元気になります。
介護制度が基本的に寝たきりにならないためのものだというけれど「このままだと補助の枠をだいぶ出てしまいますよ。安く上げたければ、代行のほうがいいですよ」と以前言われた事があります。こういう矛盾がありますね。
言われたとおりにしていたら、母は寝たきりになっていたでしょう。  


Posted by tao  at 21:41Comments(0)介護イロハ

2006年09月10日

よい介護

友人が私に聖書からたとえ話をしてくれて、ふと、思いました。
イエス・キリストがある家で人々にお話をされていました。その家には、二人の姉妹がいて、姉はイエスをもてなそうと、一生懸命料理を作りバタバタしていたのですが、妹はイエスの足元に座りお話に聞き入っているので、手伝うように呼ぶと、イエスは自分の話を聞くのが、何よりのもてなしと言われたとか言うようなお話でした。
これは、そのまま、介護に当てはまるのではないでしょうか。

食事はこうしてあげなければ、部屋は、衣服は、排泄は、介護はすることが山ほどあります。休日に、父や母の元で過ごす時間より、父や母のための買い物などに結構時間が取られてしまいます。それは、必要な事なのですが、本人からすれば、そばにいて欲しいのですよね

ヘルパーさんの連絡ノートを見て、部屋は汚れたまま、必要な買い物もせず「食事も起きてくださいませんでした、外出も嫌だといわれました、トイレもいいと言われました。体を拭くのも嫌だといわれました。沢山、お話してくださいました。」と書いてあると、思わずムッとします。確かに、ヘルパーさんがしてくださらなかった事は、こちらがしなくてはならないし、何のために来て頂いているのやらと、思うこともあります。でも、父や母からすれば、話し相手をしていただけるのは、本当に楽しい事なのです

父が手術をした時、高齢で行うとしばらく錯乱状態が続くと言われ、確かになかなか落ち着きませんでしたが、父に歌を歌わせると元に戻っていきました。若い頃の歌です。同様に、母でも自分の娘時代の話をすると、声が大きくなり、表情も生き生きとしてきます自分のゴールデンエイジの話は、治療となるのではと思います。

逆に相手をしてもらえないと、自分に対しネガティブなイメージが積もっていくように思います。思考も制限され、欝になっていきがちです。
同じ事を繰りかえして言いますし、同じ質問をしますし、文句が多いし大変です。でも、相手は会話する事を楽しんでいるのだし、聞いてもらえるのが嬉しいのだから、あまり内容にこだわらず、小さい子供の相手をするのと同じように、相槌を打つのが一番だと思います。

「こうでなくては」と一生懸命になりすぎると、大切なものを見失うのかもしれません。愛している人たちを喜ばせるのは、方法は一つではないという事に気づかせてくれた友人に感謝、です。
  


Posted by tao  at 21:36Comments(0)介護とは

2006年09月07日

父の一人暮らし

父の一人暮らしが始まって、一月を越えました。

持ってきた荷物は殆ど使えませんでした。下着・衣類は洗濯が行き届いていなくて、薄汚れていましたから、新しいものを揃えました。パジャマを着せると、
こんな綺麗なん、着てもええのんか。もったいないなぁ。へぇ、上と下がお揃いかぁ
長らく、着替えるのがしんどくて洋服を着たまま寝てしまうことが多かったのでパジャマが上下揃いだとも忘れていたのです
夜にパジャマに着替えるとき、明日の洋服をセットしたのを見て「これを着ていれば、明日着替えなくて済む」と言ったりしていましたが、だんだん着替えるのにも抵抗がなくなっていきました。着替えは時間が掛かりますが、一人で出来るようになりました。椅子を使って、上手く着替えていきます。

独り暮らしは初めてなので、父が一番怖いのは泥棒です。確かに今は高齢者の独居がばれたら、かなり怖いですよね。父が怖がるのはもっともだと思いながらも、オートロックのマンションなので大丈夫だと、父にも自分にも言い聞かせています。
父は、だから、真っ暗にして寝ません。そればかりか、カーテンも遮光カーテンを閉めたままなのです。日中くらい自然光を楽しめば良いのにと思うけど、あんまり急には慣れないでしょうしね。
最近外出時鍵を開け閉めをしてもらうようにヘルパーさんにお願いしています。いずれ、ひとりで外出できるようになったときの為に、というのもありますが、二重ロックだから安心と実感してもらうには、これがいいのではという事です。

一月経って、全然使っていないものは、持ってきた尿瓶とかポータブルトイレ。トイレに独りでこまめに行っています。新たに買ったものは、姿見と、電気髭剃り、足底マッサージ機です。少し慣れると、朝父は自分で身支度をし、顔を洗って髭を剃りたいと言い出しました。ケアマネと相談して、電気にすればという話になりました。これだと、怪我の心配がなく、安心です。谷山で千円しませんでした。
姿見は、父が服を着たときオムツがはみ出ていないか、服のすそはと言ったチェックを行うときにしやすいようです。部屋が大きく明るく見える効果もあります。今のところ、父は髭剃りに使ったりしているようです。

揃えたものの、使いこなせていない最大のものは、電子レンジです。わざわざ「温める」ボタンを押すだけで使えるものを買ったのですが、トーストのときと使い方に違いがあるのが、ややこしいようです。
父は時間をきちんと決めて食事を取らなければ気がすまないほうなのですが、ヘルパーさんがその時間帯に来ていただけなくて、食後に来られる形になっています。父は初めは物を持って歩くなどとんでもない感じだったので、食卓と電子レンジ・冷蔵庫をくっつける移動を来て直ぐに主人と行いました。ヘルパーさんにも使い方を教えてくださるようにお願いしました。ところが、一月経っても使えていないのです。
いろいろ考えて、父が早朝に体を清拭するので、これから涼しくなっていく事を考えると、温かいタオルの作り方として、ぬらしたタオルをチンして温めるレッスンをヘルパーさんにお願いしました。
なかなか、いろいろなヘルパーさんにやり方が徹底出来なくて、レッスンが良く行われているとは思えない感じですが、この方法は悪くないと自分では思っています。電子レンジを使えると、温かい食べ物が食べれるので、食欲ももっと出るのではと、父に頑張ってマスターして欲しいと思っています。

そういうわけで、ご飯も温める事が出来ないので、炊飯器に入れて保温する形を取っています。美味しくないそうです。一日二合ですから、少量過ぎるのでしょうが、どうしようもない気がします。何か良い手があればと頭をひねっています。
父は長い間朝食はパンだったのですが、今は温かいご飯と、冷蔵庫の中にお皿に盛り付けて直ぐ食べれるようにしてあるおかずから好みのものを出して食べています。あとは、温かいお味噌汁を飲むようになって欲しいと思うんですが。
  


Posted by tao  at 00:15Comments(0)実家の父の話

2006年09月03日

ヘルパーさんイロハ

ヘルパーさんという単語は、一般的になってきましたが、その内容については、良く知られているわけではなく、お手伝いさんと混同されている事も少なくありません。私もそうでした。

まず、支払額ですが、お手伝いさんの平均時給よりヘルパーさんははるかに高いのは確かです。ただし、それが、介護保険の支給限度枠内なら一割負担で来てもらえます。
その代わり、と言うか、してくださる内容に制限があります。基本的には、ケアマネージャーと言われる方がプランを組まれ、それに沿った内容以外のことはしてもらえません。ケアマネにお願いしてしてもらえるようになることもあれば、法律で禁じられていて、なんでもないことなのにと思っても、してもらえないことも沢山あります。

私がビックリしたのが、ニベアなら塗って貰えるのですが、お医者様の薬は駄目らしいのです。爪も切れません。つまり、医療行為にあたるから、らしいです。お医者様に薬を貰いに行っても貰えません。これは、本人に対する直接的なケアではないから、らしいです。
病院に連れて行ってもらえますが、入り口まで、です。その間病院で待つ事には介護保険は適用されませんし、かといって、たとえば独居の母の部屋に戻って掃除すると言うのは、単独で部屋に入るのはヘルパーさんは禁じられているので駄目なのです。
手持ちのお金が無くなったから、下ろしてきて、も
駄目です。これは、判らないでもないですけどね。あくまで、本人の外出に同行して手助けしてもらうと言うことなのですが、本当に天涯孤独で寝たきりの人はどうするんでしょうね。

もっと、不安に思うのが、このごろ新聞に不正受給の話が載っていますが、無資格の方が来られていたのですよねぇ
ヘルパーさんは、年齢とキャリアがまったく関係ない職業です。しかも、選択の余地はないと言っていいです。来ていただいてから激しくクレームをつければ替わって貰える事もありますが、人がいないので無理と言われる事も少なくありません。
又、キャリアについても、不安感を持たせないためもあるのでしょうが、殆ど知らされず、ベテランと言われてキャリア三ヶ月という話もあります。ふつうお手伝いさんなら来て頂くのに履歴書を貰えますが、何もわからない人を家に入れざるを得ない、これは、不思議な事だと思います。資格書の提示もありませんしね。  


Posted by tao  at 12:12Comments(0)介護イロハ

2006年09月03日

オムツかぶれその後

おかげさまで、母のオムツかぶれはだんだん良くなってきました。下剤をのんでもらう時以外は、紙のオムツのパンツではなくて、布のパンツを履いて貰っています。
お昼はたいていデイサービスに行くので、スタッフの方に事情を説明し、布パンツにしているので、と気をつけていただいています。このときは、普通の、しっかりした生地のズロースといわれるくりの浅いものにしています。
夜は、いろいろ試してみましたが、オムツかぶれで尿漏れパンツをはくには、グンゼのものが、部分的にしっかりした防水になっており、かぶれているお腹やお尻に直接当たる部分は木綿100%なので安心です。寝ているときが、お布団に圧されてかぶれ易いと思いますから、その部分までビニールみたいな生地はちょっと。
母も、一番漏れないという理由で紙のトレパンと言われるオムツパンツと、オムツパットを併用して貰っていましたが、パットが良いものが見つかったので、これからは、布パンツで行きたいなと思っています。
  


Posted by tao  at 12:08Comments(0)介護便利グッズやお店

2006年09月02日

宿便対策

今、訪問看護婦さんの特命を受けて(???)母のところに行ってきました。24時です。よく寝ている母を起こして、お薬をのんでもらわなくてはなりませんでした。

母のお腹のしこりは、あれからも無くならず、看護婦さんが浣腸をされると、嘔気がでるのです。浣腸より下剤のほうがいいのかもと看護婦さんも悩んでられました。お医者様に相変わらずのこの症状を知らせたところ、腸閉塞の初期かもと言われるのです。
私は、白黒はっきりさせたい京女です。下剤をお願いして、母が単なる「ひどい便秘」であることを証明し、楽にしてあげたいという一心で、その夜飲んでもらいました。

下剤は、ディサービスで入浴できる前日に飲んでもらうのが一番いいのです。体が汚れても、拭くだけでなく、綺麗に洗っていただけるからです。のんでもらうタイミングは、看護婦さんいわく、早すぎて眠りの浅いときに便意が出ると、歩けないのに、あわててトイレに行こうとして立ち上がり、転倒されるのが怖い。だから、遅いほうがいい。
確かに、そうです。そのために、下剤を使用せず浣腸と腹部マッサージで処置したかったのですが、どうもうまくいかず、宿便まで届きませんでした。さて、下剤は上手く行ったでしょうか。

結果は、ベットパットを汚すほどの排便でした。足の下のクッションまで汚れて、全て洗濯しなければならないほどでした。でも、これほど嬉しい事があるでしょうかガンでも腸閉塞でもなさそうです。ただ、根が深そうで、スッキリまではほど遠く、しばらく定期的に下剤をのんでもらうことになったのです。
爆睡中の母を起こすのは気が重かったのですが、案外すんなりのんでもらえました。やれやれという気持ちで、今書いています。これから、きっと、母はもっと元気になってくれます。私は信じているんです。  


Posted by tao  at 00:28Comments(0)母の話