父は、自分で着替えが出来ないわけではないのですが、
なにぶん89才、
ズボンがウェストまで引っ張り上げられないとか、ボタンがとめ難いとか、あります。
義母の衣料で、介護用品の売り場に行くと、ワコールの高齢者用のパジャマは高いけど、配慮が違う気がするものがあります。
例えば、
ボタンは大きいのが三個のみ。
ボタンの留め外しが、大きいので、しやすいんです。
しかも、五個だから、頑張れます。
マジックテープは依然としてありますが、洗濯するさい、一つ一つ、きちんと留めてから洗わないといけないし、糸くずが付くと弱くなります。
目がかすんできた高齢者が、同色のマジックテープ同士を留められるはずがありません。あれは、介護する人のためでしょうか?
高齢者のものは、女性のものは充実していますが、
男性のものは、嗜好は配慮されているけれど、機能は十分配慮されていない気がします。父のものでも、こんな大きいボタンのパジャマがあれば、自立の促しがしやすいのにと思います。
ズボンも、普通のホックとファスナーでは、あげられない、留められない。
ゴムだと途中まではあけられるけれど、いつも「半ケツ」状態です。
冷えて腰は痛くなるし、もし、紐にしたらと考えましたが、解くのは不可能でしょう。
ウェスト部分と、前に大きなボタンを留めてはどうなんでしょうか。
靴でも、父は寒がりなのにブーツはないようです。
履き易い、かつ、歩行するのですから、滑り難い、温かいブーツ。
このことで、
外出の機会が増えるかもしれませんから大きなことです。
なんだか、男性高齢者は、元気でなんとか自立できる人でなきゃ、入院してパジャマでうろうろしていろと言わんばかりの現状だと思うのですけれど、勉強不足なんでしょうか。