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2009年11月25日

老健利用

父は今、老健にいます。
これは介護老人保健施設というもので、医学的管理の下での介護・看護・機能訓練その他必要な医療などを行い、家庭での生活に戻れるよう支援するという施設です。
例えば、病院にいる間は、パジャマを着たままで、ベットで食事です。
この状態からいきなり家でひとりで何もかもするというのは、あまりに大変ということで、ここに入所して朝は洋服に着替え、食堂で食事をする、昼間は出来るだけ起きているなどいいったことと、適切なリハビリなどを行ってから、家に戻るといった利用のためのものです。

父は、秋になってから、夜間のトイレに行こうとしての転倒が増え、又ベットからの立ち上がりに失敗して、そのまま崩れるようにへたり込む回数も増えていました。
夜間に見回りに行くにも限りがあり、結局長時間転倒したままということもあり、私も、不安が募って、ケアマネに「もう、限界では」と言いました。

ケアマネはすぐに
「老健をあたってみましょう」
と言われ、探し出されました。

いままでに年末に二週間ほどのショートスティの経験はあり、いきなり空きが出たからすぐ、と言われるのは分かっているので、準備しながらも、父にあらかじめ話をする必要があり、ある夜、父が起きていたので、話をしました。
話をしながら、私の方が号泣してしまい、父は、分かっているのかいないのか、無反応でした。

認知が入っているので、良く理解できていないのかと思っていたのですが、翌日、父は、ディサービスで一人で歩くことはおろか、立つことも出来なくなり、口を開けたままヨダレを一日たらしていたと聞き、驚きました。
なにか梗塞でもあったのではと、救急車をよぼうかと思ったのですが、いざ眠りだすと、血色良く、安定した呼吸と脈、何の問題もないようです。
迷って訪看さんに相談すると、転倒時のショックを和らげるために、ベットを一番低くするように言われ、そのようにしました。

この急激な症状の説明が欲しくて、神経内科の診察を、施設利用が始まるまでに受けたかったのですが、かかりつけ医の先生に紹介状を書いていただくのが間に合わず、検査予約日の前日、入所となりました。
転倒はベットを下げてから一度もなく、用具の調節の問題であったようでしたし、ディサービスの方が「言っても理解できない。認知症の進行」と言われていたのが、耳鼻科で大量の耳垢が出て聞こえるようになり、本当に施設に入れる必要があるのか、と疑問が出ているときの、入所決定でした。

父も落ち着いていて、あのヨダレ全開は、施設入所を告げたショックだったとしたら、入所させたら、認知症が一気に進むのではないかと不安でした。

又、ディサービスに預けていた荷物を施設にもって行くのでとお伝えすると、

「では、今日で利用は終了ですね」

には、面食らってしまいました。
今までショートスティ利用時には、「休む」だけでしたから。

ベットや車椅子も返さなくてはならず、物に執着するわけではありませんが、ケアマネからなんの説明もお聞きしていなかったし、まるで、父の帰るところを無くされる気がして、父の入所による認知の進行の不安などで参っている私には、かなり、こたえました。

ケアマネも、退所までは担当を降りるということで、プラン表なども郵送ですし、私は仕事があるので、入所時しか休めず、その時は向こうのケアマネは忙しいということで逢えず、どなたに相談したらいいのかも判らず、いちじ、本当に体調を崩し、参りました。




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Posted by tao  at 00:05 │Comments(1)実家の父の話

この記事へのコメント
京都の介護タクシーです。

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Posted by わんだふるわんだふる at 2010年02月18日 15:58
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