疑心暗鬼

私は、母とも、実父とも、実母とも、一緒に暮らしていません。

ですから、通いますけど、お世話してくださる方が必要です。
その方々のお陰で、やってこれています。

感謝は多々、なんですけど、疑問も少々。

最近、ヘルパーさんが陰部洗浄用のタオル(うちでは、黄色に決めています)を、電子レンジで温めてられるのを目撃しました

「あのー、ここでお湯でるんですけどぉー」
「でも、このタオル、洗濯しているものだから、綺麗でしょ」
「それ、陰部洗浄用のですから、食べ物を入れる電子レンジは、ちょっと」
「洗濯は他のものと一緒にしているんでしょ。じゃあ、いいじゃない」

と、かなり手ごわい反発

グループホームの母の所に行くと、様子がおかしい。
「一緒に帰る」
「どうしたの」
「ひとりになると、いじめられるの」
あきらかに、ひとりのヘルパーさんを怖がっているのです。

高齢者、まして、認知症の被害妄想はよーく判っています。
私自身、父が私に「虐められた、叱られた」と、泣いて訴えられたりして、ですから。
よく世話をする人が、よく、この被害にあうというのも、知っています。

でも、本当に、本当に、大丈夫なんやろねぇ・・・

弟の訴えが気にかかります。曰く、食べ物を持つていくと、箱で置くと一度に食べてお腹を壊すからと取り上げられるけど、本当に食べさせてもらえているの?
曰く、濡れティッシュを何箱も持っていったのに、次の週にはもう無くなっているんだよ。爪楊枝だって、直ぐに無くなるけど、お母ちゃんが自分からは使わないんだから、あんなに減るわけないよ。
曰く、テーブルがなくなっていて、言うと、どこからか出してきたけど。etc.etc.

食べ物は、弟が夕方持ってくることが多く、殆どが生ものなので、母がその日に食べないと、職員さん行きとなるらしいです。
弟に、だから、もって行くなと言ったんですが、彼が認知症の母を喜ばせられる自信があるのは、美味しいものを持っていくことだけ。
もともとみかんなど、一気に五個とか食べる人だったので、たくさん食べさせてやりたくて、箱で持っていくんですけどね。

良くして頂いて、母もよくなっていると感謝するんだけど、すこし、不安。
お掃除、してられるかな、と言うホコリ。
枯れた花。
布団カバーなし。
目は、行き届いているのかな。

以前書かせていただいたように、胸が苦しいと言っているのに、顔を見合わせているというのでは、殆どの時間、私達は一緒に居ないので、そんな時、どんな目に遭わせられているのかと・・・

母にしても、父にしても、それは同様です。
あまりヘルパーさんに強く言って反発を買うと、親に当たられたらと怖いです。

特に、母
母は、自分で起きれないし、歩けない。
何をされても逃げることが出来ないし、何かされても、忘れてしまう事もあるかもしれないし、きちんと理論立てて訴えが出来ないし、以前「それは、お母さんが呆けてられるから、そういわれるのです」と言われましたし。「どの位呆けてられるのか、お医者さんに連れて行って証明してもいい」とまで

以前家政婦さんが、母にはかっぱ巻き、自分には盛り合わせを買って食べてられました。
母の食べない「焼き豚入り葱焼き」が晩御飯。
注意したかったけど、母の前でタバコを吸って煙をかけるみたいなマネをされたら、と思うと、怖くて、怖くて、言えなかった・・・

信じる事、それが前提。
でも、100%は難しい、とても困難です。
新聞の介護疲れからのいじめ、爪はがし、セクハラ・・・
これは、とにかく、よく訪問する以外ないのかもしれませんね。