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Posted by 京つう運営事務局  at 

2006年09月29日

母がディサービスに行くまで

父はデジタル時計で、日付も入ったものを使用する事で、昼寝はしますが、昼夜はわかるようになりました。
母は、今は毎日ディサービスに行く事で、お昼を認識されています。ディに行かれる事がON、帰ってからがOFFという感じです。だから、日曜日は殆ど寝ていられるのですが、まあ、仕方が無いかなという感じです。

三代目ケアマネさんが着任後すぐに「ディサービスに行って貰いましょう。それが一番です。」と言われた時は、母が行ってくれるだろうかと思いました。どちらかと言うと、マイペースの母です。引きこもりになってからは、従兄弟(母にすれば甥)がお見舞いに来てくれても逢うのを嫌がるくらいでした。
でも、三代目ケアマネさんの号令で、外出を毎日しだすと、生きている事の喜びを少しずつ思い出しているようでした。トイレに行くときに抱きかかえると、腕の中の小さい温かい母が、懸命に歩こうとしています。
「ああ、ここまで来れたなぁ」と嬉しそうな母に、もっともっと、自信を持って欲しいし、楽しみを持ってほしい、だから、ケアマネさんの言われるように「初めは鬼になってでも、ディサービスに行ってもらわなあきませんよ」を、頑張る気になりました

ほんま、初めは鬼にならなあきませんでした。「行かへん、寝てたい」を、ヘルパーさんも持て余し、助っ人コールがかかると、仕事を放り出して飛んでいきました。一番忙しい時間帯なんですけどね。
でも、朝鬼になっても頑張り続けられたのは母がディサービスに行くとご機嫌で帰ってこられるからです。行きさえすれば喜んでもらえると信じて、鬼になっていました。母の抵抗は少しずつ弱まってきました。
今日は体調悪いので休ませて貰います」になり、「どないしようかなぁ」になり、一年以上経った今は「早よ早よ」です。昔の名残は車の中で泣きまねを笑いながらされることでしょうか。「デイサービスに行かんと呆ける」が、母の今の口癖です。
  


Posted by tao  at 00:18Comments(0)母の話