ヘルパーさんという単語は、一般的になってきましたが、その内容については、良く知られているわけではなく、
お手伝いさんと混同されている事も少なくありません。私もそうでした。
まず、支払額ですが、
お手伝いさんの平均時給よりヘルパーさんははるかに高いのは確かです。ただし、それが、介
護保険の支給限度枠内なら、
一割負担で来てもらえます。
その代わり、と言うか、
してくださる内容に制限があります。基本的には、ケアマネージャーと言われる方がプランを組まれ、それに沿った内容以外のことはしてもらえません。ケアマネにお願いしてしてもらえるようになることもあれば、
法律で禁じられていて、なんでもないことなのにと思っても、してもらえないことも沢山あります。
私がビックリしたのが、ニベアなら塗って貰えるのですが、
お医者様の薬は駄目らしいのです。爪も切れません。つまり、
医療行為にあたるから、らしいです。お医者様に薬を貰いに行っても貰えません。これは、本人に対する直接的なケアではないから、らしいです。
病院に連れて行ってもらえますが、
入り口まで、です。その間病院で待つ事には介護保険は適用されませんし、かといって、たとえば独居の母の部屋に戻って掃除すると言うのは、
単独で部屋に入るのはヘルパーさんは禁じられているので駄目なのです。
手持ちのお金が無くなったから、下ろしてきて、も駄目です。これは、判らないでもないですけどね。あくまで、本人の外出に同行して手助けしてもらうと言うことなのですが、本当に天涯孤独で寝たきりの人はどうするんでしょうね。
もっと、不安に思うのが、このごろ新聞に不正受給の話が載っていますが、
無資格の方が来られていたのですよねぇ。
ヘルパーさんは、
年齢とキャリアがまったく関係ない職業です。しかも、
選択の余地はないと言っていいです。来ていただいてから激しくクレームをつければ替わって貰える事もありますが、人
がいないので無理と言われる事も少なくありません。
又、
キャリアについても、不安感を持たせないためもあるのでしょうが、
殆ど知らされず、ベテランと言われてキャリア三ヶ月という話もあります。ふつうお手伝いさんなら来て頂くのに履歴書を貰えますが、
何もわからない人を家に入れざるを得ない、これは、不思議な事だと思います。
資格書の提示もありませんしね。